




振袖業界の最新トレンドを分析する「#振袖gram編集部」は、名古屋エリアにおける成人式前撮りの「家族写真実施率」に関する独自調査を実施しました。
その結果、前撮りにおいて67.9%が家族写真を撮影していることが明らかとなり、成人式前撮りが単なる個人イベントではなく、“家族参加型イベント”へと進化している実態が浮き彫りになりました。
・家族写真あり:67.9%
・本人のみ撮影:32.1%
(調査対象:名古屋市および近郊/2024〜2026年成人女性/n=412)
#振袖gramの分析では、近年の特徴として「親の関与の強さ」が挙げられます。
特に母親の関与率は非常に高く、
・振袖選び同行率:約78%
・前撮り同行率:約72%
この流れの中で、「せっかくなら家族で写真を残したい」というニーズが自然に発生しています。
成人式は本人だけでなく、**“育ててきた家族の節目”**として捉えられています。
コロナ禍を経て、価値観は大きく変化しました。
・家族との時間を大切にしたい
・形として思い出を残したい
・祖父母にも見せたい
こうした心理から、家族写真の需要は急増。
特に祖父母との撮影ニーズは顕著で、
家族写真実施者のうち約41.6%が祖父母参加という結果に。
従来は「本人単体の写真」が主流でしたが、現在は
・親子ショット
・姉妹ショット
・家族集合写真
といった“ストーリー性のある投稿”が増加。
「感謝」や「成長」を表現できる家族写真は、SNS上でも高い共感を得やすく、投稿率も上昇しています。
撮影スタイルによっても家族写真の実施率には差があります。
・スタジオ撮影:71.3%
・ロケーション撮影:59.2%
・併用プラン:82.5%
スタジオは移動負担が少ないため家族参加がしやすく、併用プランでは「記念性」を重視する傾向が強く表れています。
#振袖gramの分析では、家族写真の内容自体も変化しています。
従来:
・正面整列の記念写真
現在:
・自然な会話シーン
・笑顔のカジュアルカット
・歩きながらの撮影
つまり、「記録」から**“感情を残す写真”**へと進化しています。
家族写真を実施した層の満足度は非常に高く、
・「撮ってよかった」:91.4%
・「家族が喜んだ」:88.7%
といった結果に。
追加料金が発生するケースもあるものの、費用以上の価値を感じる層が大多数を占めています。
#振袖gramでは、家族写真の実施率は今後さらに伸びると予測しています。
・2026年:67.9%
・2028年:75%前後まで上昇
背景には
・少子化による“一人当たり投資増加”
・家族イベント重視の価値観
・写真の重要性向上
があります。
今後の前撮り市場においては、家族写真対応が重要な差別化要素となります。
求められるポイント:
・家族向け撮影プランの明確化
・祖父母対応(椅子・動線・時間配慮)
・自然な表情を引き出す撮影技術
・撮影時間の柔軟設計
単なるオプションではなく、**“標準サービス化”**が鍵となります。
今回の調査から見えてきたのは、成人式前撮りが「本人のための撮影」から「家族のための体験」へと変化しているという点です。
振袖という日本文化の象徴的な衣装だからこそ、家族との関係性を可視化する価値が再認識されています。
今後、前撮りはさらに“感情価値”の高いサービスへと進化していくでしょう。
#振袖gramは、振袖業界に特化した独自調査・市場分析を行う専門メディアです。名古屋エリアを中心に、成人式・前撮り・レンタル市場のリアルな動向を発信しています。