
振袖需要の“本当の変化”が見えてきた
成人式市場において、振袖レンタル・購入・ママ振袖などの需要を左右する最も重要な指標の一つが「成人式対象人口」です。
振袖情報メディア #振袖gram(フリソデグラム)編集部 は今回、
名古屋市における「成人式対象女子人口(20歳女性)」の推移を独自に分析しました。
その結果、
名古屋市の成人式対象女子人口は20年間で約25%減少している一方、
振袖市場ではレンタル需要の拡大やママ振袖利用増加など、
人口減少とは異なるトレンドが生まれていることが明らかになりました。
本レポートでは
**「人口」「振袖市場」「成人式出席率」**の3つの観点から
名古屋の成人式市場の実態を解説します。
#振袖gram編集部では、
名古屋市の人口統計・成人式参加実績・出生数などをもとに
成人式対象となる「20歳女性人口」の推移を推計しました。
| 年 | 成人式女子人口 |
|---|---|
| 2005年 | 約12,800人 |
| 2010年 | 約12,200人 |
| 2015年 | 約11,300人 |
| 2020年 | 約10,500人 |
| 2023年 | 約9,900人 |
| 2025年 | 約9,600人 |
※#振袖gram編集部推計
名古屋成人式女子人口は「約25%減」
2005年と比較すると
約3,200人減少(約25%減)
となっています。
これは日本全体の少子化と同様に
名古屋市でも出生数が減少していることが主な要因です。
しかし注目すべきなのは
人口が減っているのに振袖市場は大きく縮小していない点です。
#振袖gram編集部の調査では
名古屋市の成人式出席率は非常に高い傾向があります。
| 年 | 出席率 |
|---|---|
| 2005年 | 約82% |
| 2010年 | 約84% |
| 2015年 | 約86% |
| 2020年 | 約88% |
| 2025年 | 約89% |
成人式の出席率は
20年間で約7%上昇しています。
振袖業界関係者へのヒアリングでは
以下の理由が挙げられています。
名古屋は
大学進学や就職後も地元に戻る人が多く
「成人式は地元で参加する」文化が強い
といわれています。
名古屋では成人式が
家族写真
祖父母との記念撮影
親戚の集まり
など
「家族行事」になっているケースが多い
のも特徴です。
名古屋は全国でも
振袖購入文化
豪華な帯結び
前撮り文化
が強い地域です。
そのため
成人式=振袖
という認識が根強く
出席率の高さにつながっていると考えられます。
名古屋の振袖業界関係者の多くが口を揃えて言うのが
「成人式人口は減っているが、振袖需要は減っていない」
という点です。
#振袖gram編集部では
振袖の利用方法の変化がその理由だと分析しています。
| 利用方法 | 2005年 | 2025年 |
|---|---|---|
| 振袖購入 | 55% | 30% |
| 振袖レンタル | 30% | 45% |
| ママ振袖 | 15% | 25% |
※#振袖gram編集部推計
2000年代は
振袖=購入
が主流でした。
しかし現在は
振袖レンタルが最大シェア
になっています。
理由は主に以下です。
費用を抑えたい
保管の手間を避けたい
トレンド柄を着たい
もう一つの特徴が
ママ振袖(母親の振袖)
の増加です。
近年は
小物レンタル
帯アレンジ
振袖クリーニング
などのサービスが増え
持ち込み振袖を今風にアレンジする文化
が広がっています。
#振袖gram編集部では
振袖関連消費をもとに
名古屋成人式市場の規模を試算しました。
| 年 | 市場規模 |
|---|---|
| 2005年 | 約65億円 |
| 2015年 | 約58億円 |
| 2025年 | 約55億円 |
人口減少にも関わらず
市場は緩やかな減少にとどまっています。
これは
前撮り写真
家族写真
小物レンタル
振袖アレンジ
など
成人式関連サービスが多様化したため
と考えられます。
#振袖gram編集部では
名古屋成人式市場は今後
人口減少 × 振袖多様化
という構造になると予測しています。
今後のポイントは以下です。
少子化により
母親の振袖を活用する家庭
が増えています。
今後は
小物コーディネート
帯だけレンタル
振袖サイズ直し
などの需要が拡大すると予想されます。
最近は
成人式とは別に
前撮り撮影を重視する家庭
が増えています。
特に名古屋では
ロケーション撮影
家族写真
祖父母参加撮影
など
撮影イベント化
が進んでいます。
振袖市場は
購入 → レンタル → 体験型
へ変化しています。
具体的には
ロケーション前撮り
SNS写真
成人式動画
など
思い出価値
が重要視されています。
名古屋の成人式市場は
少子化によって人口は減少しています。
しかし
成人式の価値そのものはむしろ高まっている
とも言えます。
特に名古屋では
家族写真文化
振袖文化
地元参加率
が高く
振袖市場のポテンシャルは依然として大きい地域
です。
#振袖gram編集部では今後も
振袖市場
成人式文化
ママ振袖トレンド
など
振袖業界のリアルなデータ分析を発信していきます。
調査主体
#振袖gram編集部
調査期間
2025年〜2026年
調査方法
名古屋市人口統計
成人式関連データ
振袖業界ヒアリング
編集部独自推計