




振袖業界の最新トレンドを分析する「#振袖gram編集部」は、名古屋エリアにおける成人式前撮りの撮影スタイルについて独自調査を実施しました。
その結果、「スタジオ撮影」の割合は**28.4%**となり、依然として一定の需要を維持しているものの、ロケーション撮影の拡大により“主流の座”からはシフトしていることが明らかになりました。
・スタジオ撮影のみ:28.4%
・ロケーション撮影:62.8%
・併用(スタジオ+ロケ):8.8%
(調査対象:名古屋市および近郊/2024〜2026年成人女性/n=412)
スタジオ撮影は減少傾向にあるものの、#振袖gramの分析では「目的が明確な層に強く支持されている」ことが分かりました。
スタジオ撮影最大の価値は、確実性です。
・天候に左右されない
・光のコントロールが完璧
・撮影品質が安定
こうした特徴から、
▶ 初めての撮影で不安がある
▶ 写真写りを重視したい
▶ 親世代の意向が強い
といった層に選ばれています。
特に顕著なのが「家族写真需要」です。
スタジオ撮影利用者のうち
約71.3%が「家族撮影」を実施
理由:
・祖父母も参加しやすい
・移動負担がない
・フォーマルな背景が整う
スタジオは単なる撮影場所ではなく、**“家族の記念空間”**として機能しています。
名古屋市場では、スタジオ撮影は依然として価格優位があります。
・スタジオ平均:約3万〜6万円
・ロケーション:約8万〜12万円
この価格差により、
▶ 「前撮りは最低限でいい」
▶ 「成人式本番に予算を回したい」
という合理派ユーザーに支持されています。
注目すべきは、スタジオ撮影自体も進化している点です。
近年の特徴:
・韓国風スタジオ
・ドライフラワー背景
・自然光風ライティング
・コンセプトブース化
従来の「無機質な背景」から脱却し、**“スタジオでも映える時代”**へと進化しています。
#振袖gramの分析では、スタジオとロケーションは競合ではなく役割分担が進んでいます。
| スタジオ | ロケーション |
|---|---|
| 安定・安心 | 映え・特別感 |
| 家族向け | 個人表現 |
| 短時間 | 体験型 |
| コスパ良 | 高付加価値 |
この構造により、スタジオ撮影は「不要になる」のではなく、“目的特化型サービス”として定着しています。
#振袖gramでは、スタジオ撮影割合は今後以下のように推移すると予測しています。
・2026年:28.4%
・2028年:25%前後で安定
完全に消えることはなく、
▶ 家族重視層
▶ コスト重視層
▶ 安定志向層
を中心に、一定規模で維持される見込みです。
スタジオ需要を維持・拡大するためには、以下が鍵となります。
・「安い」だけでなく“世界観”の強化
・家族撮影の付加価値提案
・ロケーションとのセット提案
単体商品ではなく、**“選ばれる理由の明確化”**が必須となっています。
今回の調査から見えてきたのは、スタジオ撮影が衰退しているのではなく、「役割が再定義されている」という事実です。
ロケーション撮影が拡大する中でも、
・安心
・家族
・コスト
という本質的価値は変わらず、スタジオは今後も前撮り市場の重要な柱であり続けます。
#振袖gramは、振袖業界に特化した独自調査・市場分析メディアです。名古屋エリアを中心に、成人式・前撮り・レンタル市場の最新トレンドを発信しています。