最近の記事 ORICON NEWS などをもとに、「成人式の振袖」にまつわる“光と影”──“着たい人”“着たくない人”それぞれの思い出や本音──をまとめた内容を紹介します。成人式を考えている人や、過去の記憶を振り返る人にとって、少し考えさせられる内容です。オリコン

記事では、川端美由さんという女性が登場。彼女は、振袖という伝統的な衣装に、自分なりのスタイルを強く反映させました。赤と黒を基調に、前髪パッツン・眉毛オールシェイブ・強めのメイクといった“地の自分”を貫いたまま振袖を着こなし、「振袖 × 自分らしさ」という振り切りの成人式にしました。オリコン
彼女の振袖スタイルには「黒の振袖に日本刀を持つ構図」での写真もあったとのことで、「これぞ日本」「自分にしかできない成人式の振袖スタイル」と語っています。周囲の期待や“普通の振袖姿”に縛られず、ある意味で“自己表現の場”として成人式を捉え直した例です。オリコン
このように、振袖を「決められた儀式の衣装」ではなく、「自分を表すキャンバス」として使う生き方もある──という選択肢を提示してくれます。
「振袖は私の好きが詰まった色と柄」「成人式だからこのメイクじゃなく、普段メイクに振袖を合わせた」――この記事の言葉は、自分のアイデンティティを肯定する強さを感じさせます。オリコン
一方で、同記事にはもう一人、振袖を着ること、そして写真を撮られること自体を拒んだ女性の声も紹介されています。
女性(記事名で “emiさん”)は、中学・高校時代から容姿に強いコンプレックスを抱えており、「当時の自分では振袖を着て、写真に残されるのは嫌だ」と感じたそうです。整形を経験後も、「整形すれば解決するわけではなかった」と語っています。オリコン
彼女にとって振袖は「大人になるための服」ではあったけれど、同時に「社会や周囲の価値観に縛られた服装」という意味もあったのかもしれません。だからこそ、それを拒否することも“自分を守る選択”になり得る、という声が当時の心境として語られています。オリコン
記事内では、こうした “振袖を着ない”“写真に残さない” 選択もまた、本人の尊厳や生き方を守るための正統な判断だと描かれています。
このように、成人式=振袖、という“お決まり”に疑問を持ち、「自分らしさ」を守るという理由であえてその場に参加しない人もいる──。成人式は「誰もがハッピーな思い出を作る場」というイメージが強いですが、実際にはそこに大きな葛藤を抱える人も少なくないという現実です。
最新の調査では、成人女性の約9割が振袖/袴を「レンタルまたはおさがり」で用意しており、購入は少数派。プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES+1
一方で、「成人式関連の費用を援助してもらえなかった」「ご祝儀もなし」と答える人が少なくないなど、家庭事情や経済的背景によって“参加のハードル”が上がっている実態も見えてきています。プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES+1
また、アンケート調査では「成人式のファッションを後悔した」と答える女性が7割にのぼるという報告も。髪型・メイク、小物選び、写真写りに不満を抱える人も多いようです。プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES+1
つまり、成人式は「一生に一度の晴れ舞台」であると同時に、多くの準備・期待・不安が入り混じりやすいイベント──ということ。振袖を着る/着ない、写真を撮る/撮らない、という選択には、それぞれ深い事情や想いがあるのが現実です。
この記事で見えてきたのは、成人式や振袖という“節目の儀式”が、必ずしも「みんな同じ思い出」「みんな幸せな成人式」というわけではないということ。そして――
自分らしさを大切にし、振袖を通じて自己表現した人
社会の期待や周囲との比較から距離をとろうとした人
経済事情や家庭事情で成人式を迎えるのが難しかった人
写真に残すこと、着飾ることに違和感を感じた人
それぞれの背景や価値観で、「成人式」がまったく違う経験になる。
ここで大切なのは、「成人式だから振袖」「振袖=幸せ」「成人式=義務」という固定観念に縛られず、自分の気持ちと向き合って選ぶこと──。人それぞれの成人式の“正解”があるのだと思います。