
――最先端世代が“あえて伝統”に惹かれる背景とは
振袖選びといえば、
「今風」「個性重視」「トレンド優先」というイメージを持たれがちです。
しかし近年、埼玉県内の振袖市場では
Z世代と呼ばれる新成人の間で「古典振袖」を選ぶ割合が着実に増加しています。
#振袖gram では、
埼玉県の新成人を対象に
「なぜ古典振袖を選んだのか」をテーマにした独自調査を実施しました。
調査対象:埼玉県在住の新成人(18〜20歳)
調査人数:1,624名
調査方法:WEBアンケート・店頭ヒアリング
調査期間:2025年5月〜2026年1月
調査テーマ:振袖のデザイン選択理由
「実際に選んだ振袖のテイスト」を聞いたところ、
古典振袖:47%
今風・モダン:38%
個性派・レトロミックス:15%
▶ 約2人に1人が古典振袖を選択している結果となりました。
派手さや流行一辺倒ではなく、
王道回帰が起きていることが数字から読み取れます。
古典振袖を選んだ理由(複数回答)では、
以下の回答が上位を占めました。
大人っぽく見える:62%
成人式らしさを感じる:58%
写真で見たときに上品:54%
流行に左右されにくい:49%
家族からの評価が高い:41%
特に目立ったのは、
「長く残る写真を意識している」という声です。
ヒアリングでは、
次のような声が多く聞かれました。
「20歳の節目だから、きちんとした装いにしたかった」
「将来見返したときに恥ずかしくないものを選びたかった」
「一生に一度だから、王道がいいと思った」
Z世代は決して保守的なのではなく、
“意味のある選択”として古典を選んでいるのが特徴です。
「家族の意見は影響しましたか?」という質問では、
かなり影響した:26%
多少影響した:34%
ほとんど影響していない:40%
▶ 親主導ではなく、本人の納得が前提であることが分かります。
ただし、
「親が安心してくれた」という理由で
古典振袖を後押しされたケースも多く、
親子の意見が一致しやすい選択肢でもあります。
古典振袖を選んだ人のうち、
「写真映えを重視した」:56%
「背景やスタジオと合うと思った」:48%
という回答が目立ちました。
スタジオ撮影や前撮りが一般化したことで、
色柄の完成度が高い古典柄の評価が再上昇しています。
店舗現場では、
色は古典、柄配置は大胆
古典柄×小物で今風アレンジ
落ち着いた色味でかっこよく
といった、
“自分なりの古典”を楽しむZ世代が増えています。
伝統をそのまま着るのではなく、
解釈して選ぶ姿勢が特徴的です。
埼玉のZ世代の47%が古典振袖を選択
理由は「大人っぽさ」「写真映え」「節目意識」
親の意見よりも本人の納得が決め手
古典は「安心」ではなく「意味のある選択」へ
古典振袖は、
Z世代にとって「昔のもの」ではなく、
自分をどう残すかを考えた結果のスタイルになりつつあります。