
成人式の振袖選びにおいて、
これまで重視されてきたのは「色」「柄」「価格」でした。
しかし近年、埼玉県の新成人の間では、
髪型や小物で“自分らしさ”を表現したいという意識が顕著に高まっています。
振袖業界の実態を継続的に調査している #振袖gram では、
埼玉県の新成人を対象に
「個性の出し方」に関する意識調査を実施しました。
調査対象:埼玉県在住の新成人(18〜20歳)
調査人数:1,936名
調査方法:WEBアンケートおよび店舗来店時ヒアリング
調査期間:2025年4月〜2026年1月
「成人式で最もこだわりたいポイントはどこですか?」という質問に対し、
以下のような結果となりました。
髪型・ヘアアレンジ:39.6%
小物(帯・衿・アクセサリーなど):33.2%
振袖の柄・色:21.4%
その他:5.8%
▶ 髪型・小物を選んだ層は合計72.8%
振袖“以外”の要素が、装いの満足度を左右していることが分かります。
髪型・小物を重視する理由(複数回答)では、次の項目が上位に並びました。
人と被りにくいから:69.1%
自分の雰囲気を出しやすいから:64.7%
写真で差が出やすいから:58.9%
後から変更・調整ができるから:46.3%
予算の中で工夫しやすいから:41.8%
▶ **「自由度」と「調整可能性」**が、
振袖本体よりも評価されている点が特徴です。
埼玉県内の振袖店へのヒアリングから、
実際に多く選ばれているアレンジには以下の傾向が見られます。
タイトシニヨン×金箔・水引
編み下ろし×ドライフラワー
あえて盛らないミニマルヘア
レース衿・フリル衿の重ね使い
帯揚げを差し色にしたワントーンコーデ
大ぶりすぎないイヤーアクセサリー
▶ **「派手」よりも「洗練」**を意識する傾向が強まっています。
「振袖を選ぶ時点で完成形を目指しましたか?」という質問では、
振袖はベースと考えた:62.4%
できるだけ完成形を想定した:28.6%
特に意識していない:9.0%
▶ 多くの新成人が、
振袖を“土台”と捉え、仕上げは後工程と考えていることが明らかになりました。
親(主に母親)への調査では、
髪型・小物は本人に任せた:53.1%
バランスだけ確認した:30.4%
しっかり意見した:16.5%
さらに自由記述では、
振袖で冒険するより安心
小物なら直せるので失敗しにくい
写真映りを考えると納得
といった声が多く、
個性表現の受け皿が“髪型・小物”に集約されている実態が見えてきました。
「前撮りや写真を強く意識しましたか?」という質問では、
とても意識した:47.9%
ある程度意識した:34.6%
あまり意識していない:17.5%
▶ 82.5%が写真を意識
アップや半身写真で印象が変わる
髪型・小物の重要性が高まる要因となっています。
埼玉新成人の約73%が髪型・小物で個性を出したいと回答
理由は「被らない」「雰囲気を作りやすい」「調整しやすい」
盛りすぎない、洗練されたアレンジが主流
親世代からの理解も進んでいる
写真重視の文化が背景にある
成人式の振袖は、
「何を着るか」から
「どう仕上げるか」へと価値軸が移行しています。