
かつて成人式は、
「当日を迎えること」そのものが最大の目的でした。
しかし現在、埼玉県内の新成人を中心に
「成人式当日より前撮りを重視する」価値観が明確に広がりつつあります。
振袖業界の定点観測を行う #振袖gram では、
埼玉県在住の新成人およびその保護者を対象に
成人式と前撮りに対する意識調査を実施しました。
調査対象:埼玉県在住の新成人(18〜20歳)および保護者
調査人数:2,683名
調査方法:WEBアンケート・前撮り利用者ヒアリング
調査期間:2025年4月〜2026年1月
「成人式と前撮り、どちらをより重視しましたか?」という質問に対し、
前撮りのほうが重要:72.4%
同じくらい重要:18.1%
成人式当日のほうが重要:9.5%
▶ **7割以上が“前撮り優先”**という結果となりました。
これは一部の層ではなく、
埼玉県全域で見られる傾向です。
前撮り重視派に理由を尋ねたところ、最も多かった回答が以下です。
当日は移動や予定が詰まっている:74.2%
ゆっくり写真を撮る時間がない:68.5%
天候や混雑に左右されるのが不安:52.9%
▶ 成人式当日は「イベントをこなす日」、
前撮りは「きちんと残す日」と明確に役割分担されています。
新成人世代の写真意識は、
親世代と比べて大きく変化しています。
写真は一生残るものだと思っている:69.7%
将来も見返す前提で撮りたい:64.3%
自分らしい世界観を写真で表現したい:57.1%
▶ 写真は記念ではなく、
人生のビジュアルアーカイブとして捉えられています。
前撮りを重視する層ほど、
以下の傾向が顕著でした。
事前に撮影イメージを細かく決めている:61.8%
髪型・小物を写真基準で選んだ:58.6%
写真映えを前提に振袖を選んだ:66.2%
▶ 写真は「撮るもの」ではなく
“設計するもの”へと変化しています。
振袖店・フォトスタジオへのヒアリングでは、
次のような変化が見られます。
前撮り相談のほうが当日相談より時間が長い
振袖決定理由が「写真映り」中心
当日より前撮りの満足度を重視する声が増加
▶ 成人式は“通過点”、
前撮りが“本番”という認識が定着しつつあります。
保護者への調査では、
自分の成人式写真が少なく後悔している:55.8%
もっときちんと写真を残せばよかった:48.9%
という声が多く、
親の後悔が前撮り重視を後押ししている実態も明らかになりました。
前撮りを重視した層の特徴として、
振袖検討開始:平均2年半前
前撮り実施時期:成人式の約1年前
▶ 時間をかけて準備することで、
満足度が高い結果につながっています。
埼玉の新成人の72.4%が前撮りを優先
成人式当日の制約が前撮り重視を加速
写真は「一生残す前提」の価値へ
SNSと親世代の経験が意識を後押し
成人式は「一日のイベント」から、
人生の節目をどう残すかという選択へと変わっています。
#振袖gram 調査編集部
※地域別再集計・世代別分析・コメント提供対応可