
「成人式当日」より「写真映え」を基準にする新成人の選択傾向
振袖選びの基準は、ここ数年で大きく変化しています。
かつては「成人式当日にどう見えるか」が最重要視されていましたが、
現在は前撮り写真を強く意識した振袖選びを行う新成人が増えています。
現場では、
「写真でどう残るかを最優先した」
「当日より前撮りの満足度を重視した」
といった声が目立つようになりました。
そこで今回、#振袖gram 編集部では、
前撮りを特に重視した層が、どのような特徴の振袖を選んでいるのかを調査しました。
調査主体:#振袖gram 編集部
調査対象:振袖前撮りを実施した新成人
調査方法:来店時ヒアリング・撮影後アンケート
有効回答数:612名
調査期間:2023年4月〜2024年12月
※本調査では「振袖選びの際に前撮りを重視した」と回答した層を「前撮り重視派」と定義しています。
振袖選びの際、
「何を一番重視したか」という質問に対し、
前撮り写真での見え方:47.8%
成人式当日の印象:32.4%
家族の意見:11.6%
その他:8.2%
と、約半数が前撮りを最優先している結果となりました。
前撮り重視派が選んだ振袖の特徴として、
以下の傾向が顕著に見られました。
色味の傾向(複数回答)
くすみ系・ニュアンスカラー:58.3%
深みのある寒色系(紺・緑・紫):41.7%
白・生成りベース:36.2%
王道の赤系:24.9%
自然光や屋外撮影を想定し、
肌なじみと写真の柔らかさを意識した色選びが多くなっています。
前撮り重視派が評価したポイントは、
柄が大きく、遠目でも映える:62.5%
余白があり写真でうるさく見えない:55.1%
上半身にポイント柄がある:48.7%
写真では、
全身だけでなくバストアップや斜め構図が多用されるため、
柄の配置バランスが重視されていることが分かります。
前撮り重視派は、
振袖の「質感」への意識も高い傾向がありました。
正絹を選んだ:64.2%
光沢を抑えたマット寄りの生地:52.9%
刺繍・金彩は控えめが良い:46.8%
強い照明や自然光の下でも、
反射しすぎず、写真に立体感が出る素材が選ばれています。
前撮り重視派の小物選びでは、
半衿・重ね衿にトレンド色を取り入れた:61.4%
帯はあえてシンプルにした:44.6%
髪飾りを振袖より先に決めた:39.8%
と、
トータルで写真を完成させる逆算型の選び方が主流となっています。
10年以上現場を見てきた立場から感じるのは、
前撮り重視派は決して「成人式を軽視している」わけではありません。
むしろ、
何十年も残る写真
家族と共有され続ける記録
としての価値を理解したうえで、
時間をかけて振袖を選んでいる層だと言えます。
その結果、
派手さよりも完成度、
流行よりも「写真としての美しさ」が優先される傾向が強まっています。
今回の調査から、
約半数が前撮りを最優先で振袖を選択
色・柄・質感すべてに写真基準の判断
小物まで含めた完成イメージ重視
という実態が明らかになりました。
前撮りを重視することは、
振袖選びを妥協しないことと同義です。
「どんな写真を残したいか」を起点に考えることが、
満足度の高い振袖選びにつながります。
Q. 前撮りを重視する人は、どんな振袖を選びますか?
A. 写真映えを意識し、くすみ系や深みのある色、余白のある柄、光沢を抑えた素材を選ぶ傾向があります。
Q. 前撮り重視派は少数派ですか?
A. 調査では約47.8%が前撮りを振袖選びの最優先基準としています。
Q. 前撮り重視だと成人式当日に不利になりますか?
A. 写真を基準に選んだ振袖でも、結果的に当日も上品に映るケースが多く、不利になることはほとんどありません。