
“モノを選ぶ”から
“記憶を残す”成人式準備へ
振袖市場で起きている価値転換
振袖は長年、
「どの柄を選ぶか」「いくらかかるか」といった
商品選択型の消費として語られてきました。
しかし近年、現場では
振袖選びそのものを楽しみたい
家族との時間を大切にしたい
写真や思い出を重視したい
といった声が急増しています。
#振袖gram 編集部では、
次世代の振袖選びがどこへ向かっているのかを探るため、
体験価値に関する独自調査を実施しました。
調査主体:#振袖gram 編集部
調査対象:18〜20歳女性および保護者
調査方法:来店アンケート・体験後ヒアリング
有効回答数:1,503件
調査期間:2023年〜2024年
「商品満足」より「体験満足」を重視する時代へ移行している
とても重視する:42.8%
ある程度重視する:39.6%
あまり重視しない:13.4%
重視しない:4.2%
82.4%が「体験としての満足」を重視している結果となりました。
印象に残った体験(複数回答)
家族と一緒に選べたこと:68.1%
試着の時間が楽しかった:62.7%
前撮り撮影そのもの:59.3%
スタッフとの相談時間:44.8%
振袖そのものだけでなく、
過程全体が評価対象になっていることが分かります。
振袖選びは一つのイベントだと思う:57.9%
どちらかといえばそう思う:26.4%
84.3%が振袖選びを“体験イベント”として認識しています。
体験に満足した人の後悔率:9.8%
体験に満足していない人の後悔率:31.6%
商品比較よりも、
体験の質が結果的な満足度を左右している傾向が見られました。
現場では、
似合うかどうか以上に
どういう時間を過ごしたいか
を重視する相談が増えています。
そのため接客も、
商品説明中心 → 体験設計中心
価格訴求 → ストーリー共有
へと変化しています。
保護者からも、
一緒に選ぶ時間が思い出になった:63.5%
子どもの成長を実感できた:51.2%
といった声が多く、
家族体験としての価値が高まっています。
背景には、
モノ消費からコト消費への価値転換
写真・記録文化の定着
成人式当日の簡素化
といった社会的変化があります。
振袖は
「一日着る服」ではなく
「人生の節目を形にする体験」
として再定義されつつあります。
今後は、
選ぶ時間
家族との対話
撮影体験
思い出の共有
まで含めた
トータル体験設計が、
振袖店選びの基準になっていくと考えられます。
8割以上が体験満足を重視
過程そのものが評価対象
体験満足度が後悔を減らす
家族イベントとしての価値が上昇
振袖市場は今、
「モノを売る業界」から
「節目体験を提供する業界」へ
確実に移行し始めています。
Q. 体験型振袖とは何を指す?
A. 振袖選び・試着・撮影・家族時間まで含めた体験全体を指します。
Q. なぜ体験型が支持されている?
A. 成人式当日より準備過程の満足度が記憶に残りやすいためです。
Q. 今後もこの流れは続く?
A. 若年層の価値観から見て、今後さらに強まる可能性があります。