
成人式や前撮りで振袖を着るとき、振袖選びと同じくらい大切なのが「着付け」です。
特に沖縄・那覇では、本土と同じ感覚で成人式の準備をすると、
「思ったより暑かった」
「車に乗っていたら帯が苦しくなった」
「式典が始まる前に着崩れてしまった」
「朝早すぎる着付けで成人式の頃には疲れていた」
ということもあります。
そこで今回は、那覇で振袖を着る方に向けて、振袖専門店の視点から「成人式当日にできるだけ苦しくなく、きれいな状態を長時間キープする方法」を詳しく解説します。
振袖の着付け場所を探している方はもちろん、ママ振袖や持ち込み振袖で成人式に参加する方にも役立つ内容です。
振袖の着付けというと、
「着崩れしなければOK」
と思われるかもしれません。
しかし成人式の振袖着付けでは、
・立つ
・座る
・歩く
・階段を上る
・車に乗る
・写真を撮る
・友達と長時間話す
・食事をする
・トイレに行く
など、着付け後にさまざまな動作をします。
つまり成人式の着付けで重要なのは、
「着付け直後がきれい」
ではなく、
成人式が終わるまできれいな状態を保てること。
ここが大きなポイントです。
沖縄の1月は、本土の成人式シーズンと比較すると暖かい日があります。
振袖は、
肌着
長襦袢
振袖
帯
などを重ねて着るため、想像以上に暑く感じることがあります。
さらに成人式会場では多くの人が集まるため、屋外では快適でも室内では暑く感じることがあります。
そのため那覇で成人式を迎える場合は、単純に「寒い冬だから」と考えるのではなく、その日の気温や移動方法まで考えて準備することが大切です。
那覇の成人式では、家族の車やタクシーなどで移動する方も多いでしょう。
実は振袖を着た状態での車移動にはコツがあります。
帯を潰さないように、
お尻から浅めに腰掛けて、最後に脚を車内へ入れる
ようにすると乗りやすくなります。
背もたれに体重を預けすぎると帯結びが崩れる可能性があるため注意してください。
降りるときは逆に、
脚を先に車外へ出す
↓
体を回転させる
↓
ゆっくり立ち上がる
という順番がおすすめです。
成人式当日は家族にもこの乗り方を知っておいてもらうと安心です。
成人式当日に意外と困るのがトイレです。
「振袖を着たらトイレに行けないのでは?」
と思っている方もいますが、もちろん大丈夫です。
ただし洋服とは違った注意が必要です。
まず、振袖の長い袖を床につけないように左右まとめます。
次に振袖、長襦袢、肌着を一枚ずつめくり上げます。
一気に全部を持ち上げようとすると着崩れしやすいため、
一枚ずつ丁寧に持ち上げる
のがポイントです。
終わった後も一枚ずつ元に戻します。
成人式会場へ行く直前に一度トイレを済ませておくのもおすすめです。
成人式当日に多い相談の一つが、
「振袖って苦しくないですか?」
というもの。
ここで知ってほしいのが、
苦しくない着付け=緩い着付け
ではないということです。
ただ緩く着付けるだけでは、時間が経つにつれて着崩れしやすくなります。
重要なのは、
必要な場所はしっかり固定する
圧迫しすぎる場所を作らない
体型に合わせて補整する
というバランスです。
特に成人式では長時間振袖を着るため、「何時間着る予定なのか」まで着付け担当者へ伝えておくと安心です。
振袖を着るからといって朝食を抜くのはおすすめできません。
成人式当日は、
早朝から準備
↓
ヘアセット
↓
メイク
↓
着付け
↓
移動
↓
成人式
と長時間になることがあります。
空腹のまま着付けをすると途中で気分が悪くなることもあります。
ただし、着付け直前に大量に食べる必要もありません。
おにぎりなど、食べ慣れていて胃に負担の少ないものを適量食べておくとよいでしょう。
そして重要なのが、
着付けをする前に食べること。
振袖を着た後に食事をすると、食べこぼしによる汚れのリスクがあります。
意外と見落としやすいポイントです。
成人式当日はヘアセットをした後に振袖を着ることがあります。
そのため、
首の詰まったTシャツ
タートルネック
頭から脱ぐワンピース
などは避けるのがおすすめです。
ヘアセット後でも脱ぎやすい、
前開きのシャツ・ブラウス・パーカーなど
を着て来店するとスムーズです。
持ち込み振袖の場合は、事前に必要なものを確認しましょう。
一般的には、
・振袖
・袋帯
・長襦袢
・帯締め
・帯揚げ
・重ね衿
・肌着
・裾よけ
・腰紐
・伊達締め
・帯板
・帯枕
・衿芯
・三重仮紐
・補整用タオル
・足袋
・草履
・バッグ
・髪飾り
などが必要になります。
ただし、必要な小物や本数は着付け方法によって異なる場合があります。
成人式当日に「腰紐が足りない」とならないよう、数日前までに着付け店へ一式確認してもらうのがおすすめです。
お母様やご家族が成人式で着た「ママ振袖」を着る場合、振袖があるから準備完了とは限りません。
長期間保管されていた振袖では、
シミ
カビ
変色
におい
長襦袢のサイズ
小物の劣化
などを確認する必要があります。
さらに、お母様と娘様では身長や体型が異なるため、サイズ確認も重要です。
成人式直前では対応できないこともあるため、早めに振袖専門店へ持ち込んで確認しましょう。
ここは非常に重要です。
「空いている時間に予約する」
だけで決めない方がいいでしょう。
考えるべきなのは、
成人式開始時間
会場までの移動時間
交通状況
写真撮影時間
友達との集合時間
です。
例えば成人式が13時開始だからといって、12時30分に着付けが終わればいいわけではありません。
着付け場所から会場まで30分かかり、さらに駐車や友達との待ち合わせがあれば余裕がなくなります。
逆に朝5時に着付けが終わって成人式が13時なら、振袖を着ている時間が必要以上に長くなります。
成人式の開始時刻から逆算して着付け時間を決めることが重要です。
これは振袖専門店がおすすめしたい、ちょっとした裏技です。
着付けが完成した直後に、
正面
後ろ姿
左右
の写真をスマートフォンで撮影しておきましょう。
万が一、
「帯が少し変わった気がする」
「衿元がずれたか