
埼玉エリアから見える前撮りスタイルの変化
成人式の振袖前撮りは、これまで「スタジオ撮影」が主流とされてきました。
しかし近年、公園・神社・庭園などを活用したロケーション撮影を希望する声が急増しています。
特に埼玉県は、
都市型スタジオと自然ロケーションの両方が選べるエリアであり、
前撮りスタイルの変化が数字として表れやすい地域でもあります。
そこで今回、#振袖gram 編集部では、
埼玉県内で実施された前撮り事例をもとに、
「ロケーション撮影を選ぶ割合」とその背景を調査しました。
調査主体:#振袖gram 編集部
調査対象:埼玉県内で振袖前撮りを行った新成人(2024〜2026年成人式対象)
調査方法:提携店舗の撮影実績・来店アンケートの集計
有効回答数:502件
調査期間:2023年2月〜2024年12月
前撮りの撮影スタイルについて調査したところ、以下の結果となりました。
ロケーション撮影を選択:46.8%
スタジオ撮影のみ:39.5%
スタジオ+ロケーション併用:13.7%
約半数がロケーション撮影を選んでおり、
「屋外での前撮り」が特別な選択ではなくなっている実態が明らかになりました。
ロケーション撮影を選んだ理由(複数回答)として、次の項目が上位を占めました。
自然の中で、成人の節目らしい写真を残したかった(71.9%)
季節感を写真に残したかった(66.4%)
スタジオよりも表情が自然になると感じた(58.7%)
周囲と違う写真にしたかった(44.1%)
現場では、
「きれいに撮る」よりも「記憶に残す」写真を求める傾向が強まっています。
スタジオ撮影のみを選んだ層からは、以下の理由が多く挙げられました。
天候に左右されない安心感(78.3%)
移動が少なく体力的に楽(64.9%)
着崩れやメイク直しの不安が少ない(53.6%)
この結果から、
スタジオ撮影は「安定性重視」、ロケーション撮影は「体験価値重視」
という明確な棲み分けが進んでいることが分かります。
ロケーション撮影を選択した層には、次のような傾向が見られました。
前撮り時期を5〜6月、10〜11月に設定している割合が高い
家族も撮影に同行するケースが多い
アルバム・データ購入点数が多い
単なる撮影ではなく、
「家族イベント」として前撮りを捉えている家庭ほど、ロケーションを選ぶ傾向が強いことが読み取れます。
10年以上、振袖前撮りの現場を見てきた立場から言えるのは、
ロケーション撮影はもはや一部のこだわり層だけのものではない、ということです。
撮影導線の整備
着付け・ヘアメイク技術の向上
撮影スタッフの経験値
これらが蓄積されたことで、
「選びやすい前撮りスタイル」へと変化しているのが実情です。
一方で、
季節・天候・移動距離など、事前の説明と理解が欠かせない点もあり、
スタジオとロケーションの特性を正しく知ることが重要になります。
今回の調査から、
ロケーション撮影は約半数が選択
写真の記憶価値・体験価値が重視されている
スタジオ撮影との役割分担が明確になっている
という傾向が明らかになりました。
前撮りの正解は一つではありません。
「安心感」か「体験価値」か、あるいはその両立か。
家庭ごとの価値観に合った選択が、満足度の高い前撮りにつながります。
Q. 振袖前撮りでロケーション撮影を選ぶ人はどれくらいいますか?
A. 調査では、埼玉県では約46.8%がロケーション撮影を選択しており、スタジオ撮影とほぼ並ぶ割合となっています。
Q. ロケーション撮影は特別な人向けですか?
A. 現在は特別な選択ではなく、前撮りの一般的な選択肢の一つになっています。季節や体力面を考慮すれば、多くの家庭が検討可能です。
Q. ロケーション撮影で後悔しないためのポイントは?
A. 天候リスク、移動距離、着崩れ対応などを事前に理解し、スタジオ撮影との違いを把握したうえで選ぶことが重要です。