
「派手から縮小」ではなく
“意味の再定義”が進む埼玉の成人式事情
全国的に成人式をめぐっては、
式典の短時間化
オンライン開催の経験
写真・前撮り重視への移行
など、「簡素化」という言葉で語られる変化が起きています。
一方で、人口規模が大きく、
都市部と郊外が混在する埼玉県では
本当に成人式は簡素化しているのか
それとも別の形に変化しているだけなのか。
#振袖gram 編集部では、
埼玉の新成人と保護者の意識、
および実店舗での行動データをもとに
独自調査を行いました。
調査主体:#振袖gram 編集部
調査対象:埼玉県在住の18〜20歳女性・保護者
調査方法:来店ヒアリング・意識調査
有効回答数:1,536件
調査期間:2023年〜2024年
“式典と体験の分業化”が進んでいる
とても簡素化したと感じる:18.7%
少し簡素化したと感じる:24.9%
変わらない/むしろ重視している:46.3%
**「簡素化した」と感じているのは43.6%**にとどまりました。
重視している項目(複数回答)
前撮り・後撮り:72.8%
家族との写真:64.1%
振袖選びの過程:51.6%
成人式当日の式典:38.4%
式典の優先度は下がる一方、
成人を迎える体験全体の価値はむしろ高まっています。
埼玉では、
市町村ごとの分散開催
会場規模の違い
同日・別日開催
といった特徴があります。
その結果、
「式典は短時間」
「その前後に家族行事や撮影を入れる」
という実用的な設計が定着しています。
「簡素化した」と感じた理由(上位)
式典時間が短い:56.2%
演出が少ない:41.8%
参加しなくても問題ない雰囲気:33.5%
一方で、
振袖を着ない:12.4%
写真を撮らない:8.9%
と、装いや記録を省く人は少数派です。
実際の現場では、
成人式に出るか迷っている
でも振袖は着たい
写真は必ず残したい
という相談が非常に多くなっています。
これは「簡素化」ではなく、
目的の整理が進んだ結果と捉えるべき変化です。
通学・通勤距離が長い
家族の生活スタイルが多様
隣県との往来が多い
こうした背景から、
形より納得感を重視する成人式が
埼玉では受け入れられやすい傾向があります。
今後は、
式典は必要最低限
装い・写真・家族時間を重視
というスタイルが
埼玉のスタンダードになる可能性が高いと考えられます。
式典自体は簡略化傾向
体験全体の価値は上昇
振袖・写真の重要度は依然高い
合理的で分散型の祝い方が定着
結論として、
埼玉の成人式は「縮小」ではなく「再構築」されている
と言えるでしょう。
Q. 埼玉の成人式は本当に簡素化している?
A. 式典は簡略化していますが、前撮りや振袖体験は重視され続けています。
Q. 成人式に出ない人は増えている?
A. 出席率はやや低下していますが、成人を祝う行為自体は続いています。
Q. 今後、成人式はなくなる?
A. 形は変わっても、節目としての役割は残ると考えられます。